地域包括ケアシステム
最終更新日:2016/02/19
「地域包括ケア」とは
誰もが住み慣れた地域で、安心してその人らしい生活を継続することができるようにするために、介護サービスをはじめ、地域における様々なサービスが高齢者のニーズや状態の変化に応じて、適切に、切れ目なく、かつ包括的に提供されるケアのことです。
「地域包括ケアシステム」とは
地域包括ケアを確実に進めていくために必要となるもので、
- 援助を必要とするひとの生活・福祉課題の早期発見・対応のために行われる
様々な見守り・ふれあい活動などの仕組み(ニーズキャッチシステム) - その課題解決に向けて行われる各種サービスの相互連携・連絡調整の仕組み(支援システム)
- 問題解決に向けた支援方法について協議する仕組み(問題解決システム)
この3つのシステムを基本に構成される総合的な仕組みです。すなわち。援助を必要としている人のいきいきとした暮らしを実現していくために必要な人や機関・団体、さらには制度やサービス、そして地域全体を包み込んだケアのシステムといえます。
特にこの3つ目、問題解決システムにおいて、その地域に住む住民や専門職が話し合う場がケアシステムにおいて重要になってきます。それが「地域ケア会議」「小地域ケア会議」と呼ばれる取り組みです。
「小地域ケア会議」とは
住民福祉関係者と行政の各福祉担当者や圏域内の各種サービス従事者・専門職とが同席して行う福祉のまちづくりに向けた会議(協議の場)をいいます。住民の暮らしに身近な「福祉区圏域」(小学校区・旧村エリア等)で、開催されるのが適当と考えられます。
もう少し分かりやすく言うと、住民の顔が見える、身近な暮らしの圏域において、住民と専門職とが福祉のまちづくりに向けて、話し合い、学び合い、連携し合う場です。この積み重ねにより、地域の福祉力は高まっていきます。
地域包括ケアの実現
「誰もが安心していきいきと暮らせるまちづくり」
- ニーズキャッチシステム…早期発見・見守り
- 連携支援システム…助け合い・支えあい
- 問題解決システム…話し合い・ネットワーク
地域包括ケアシステムの3つの仕組み
岡山県社会福祉協議会 地域福祉部 地域支援班
岡山市北区南方2丁目13-1 きらめきプラザ3階
TEL.086-226-2835 FAX.086-225-6602