９月２２日（金）に「平成２９年度日援事業　第２回 実施社協専門員連絡会議 事例検討研修会」を開催しました（参加者：３０名）。

　本事業は、介護保険サービスや障害サービスの利用契約時などに、判断能力に不安がある方を対象に、福祉サービスの利用手続きや、それに伴う金銭管理のお手伝いをする制度です。

　今回の研修では、５月３１日（水）の「第１回 実施社協専門員連絡会議」の応用編として“事例検討研修会”と題し、市町村社協の専門員の方から提出していただいた実際の事例をもとに、さらなる専門性やアセスメント力の向上を目指し開催しました。

　講師には、東京都立川市社会福祉協議会より比留間 敏郎氏をお招きし、午前は、事例検討の意義・進め方等について、午後は、１つの事例をもとに公開スーパービジョンを行っていただきました。実際に目の前で起こっている表面上の出来事から、いかにご本人の思いをくみ取るのか、背景を理解するためにはどのようにすれば良いかについて熱いお話をしていただきました。

　さらに、今回は「第６回 社協職員基礎研修」との合同開催と位置づけ、本事業の専門員のみならず、地域福祉や生活困窮者自立相談事業に携わっている市町村の社協職員の方にもオブザーバーとして参加していただきました。参加者からは「改めて自分自身の支援を考えることができた」「利用者の方について、もっと深く理解できるようになりたい」などご意見をいただきました。