H30災害福祉支援セミナーを開催しました
最終更新日:2019/02/28
平成31年2月22日(金)、きらめきプラザにて、「平成30年度災害福祉支援セミナー」を開催しました。本セミナーは、7月豪雨災害から半年が過ぎ、改めてネットワークを構成する各種関係機関・団体の役割、特性、専門性を確認し、南海トラフ巨大地震をはじめ大災害の多発が懸念される今、地域の中での効果・効率的な協働のあり方について考えることを目的とし、福祉施設、民生委員・児童委員、行政担当者、社協職員など幅広い分野の方々119名にご参加いただきました。
午前中は兵庫県立大学 環境人間学部 准教授の木村玲欧先生にご講義いただき、午後からは県社協からの災害支援活動報告、そして「大災害時代を生き抜くための自助・互助・共助とは?」をテーマにシンポジウムを行い、木村先生のコーディネートにより、民生委員・社会福祉法人・社会福祉協議会のそれぞれの立場で、パネラーの皆様に活動内容や課題をご発表いただきました。また、プログラムの最後には、休憩時間中に参加者に提出していただいた質問シートによる質疑応答の時間を設けました。「行政・社協と住民との平時の関わりは?」「被災した際にBCPは機能したか?」など積極的に質問が投げかけられました。
ご登壇、ご参加いただいた皆様、たいへんありがとうございました。
岡山県社協では平成26年より「災害福祉支援ネットワークの構築」を重点目標に掲げ、今後とも、県域の福祉関係機関・団体による組織的な災害時要援護者の支援体制の確立に向けて、災害福祉の重要性の意識醸成を図るとともに、必要な環境整備を進めてまいりますので、ご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。
<当日プログラム>
◆講義 『平成30年度災害を振り返る~相次ぐ地震・水害から何を学ぶか~』
講師:兵庫県立大学 環境人間学部 准教授 木村 玲欧 氏
◆報告 『平成30年度7月豪雨における災害支援活動について』
報告:岡山県社会福祉協議会 地域福祉部 部長 岡 智明
◆シンポジウム 『大災害時代を生き抜くための自助・互助・共助とは?』
コーディネーター:兵庫県立大学 環境人間学部 准教授 木村 玲欧 氏
(1)パネラーによる発表(1名15分)
①『平成30年7月豪雨における民生委員・児童委員活動と今後について』
倉敷市真備東地区民生委員児童委員協議会 会長 浅野 静子 氏
②『西日本豪雨災害における入所者避難と地域対応報告~入所者避難完了!全員無事!!~』
社会福祉法人幸風会 統括施設長 矢吹 和弘 氏
③『地域の学校と取り組む合同避難訓練~保育園・小・中・高校の連携~』
社会福祉法人岡山千鳥福祉会 法人本部課長 八田 早代 氏
④『西日本豪雨災害への災害ボランティアセンターの取り組みと今後の課題』
社会福祉法人総社市社会福祉協議会 事務局長 佐野 裕二 氏
(2)質疑応答
(3)まとめ