教職員の皆さんとともに考える、ボランティア学習
最終更新日:2017/11/02
10月26日に行われた平成29年度岡山県経験年数別研修講座に、ゆうあいセンターの西村センター長とともに講師として参加させていただきました。
これは、岡山県総合教育センターが県内の教職員を対象に実施する経験年数別の研修講座で、今回講座を担当させていただいたのはその中でも初任者の方を対象にしたプログラムです。
ボランティアやボランティア学習の基本的理解について、またボランティア学習が求められる背景についてお伝えするとともに、実際に地域を基盤としたボランティア学習プログラムを考えるワークにも取り組んでいただきました。
ボランティア学習プログラムの立案には、学校周辺の地域や社会の中にある「気になること」を素材にして、これを基に児童・生徒がどのように関り、どのような気付きを得るか、といったプロセスを描くことが非常に重要です。
というわけで、プログラムを考えるワークの前に、受講者の皆さんに「学校周辺の地域で、わたしが気になっていること」をあげてもらうミニワークも行いました。
受講者の皆さんからは、
「子ども達の遊び場が地域の中で減っている。学校の運動場も小さくなり、遊具が減っている」
「沢山あった地域の行事が以前より減った。若い人の参画が少ないからかな」
「夜間景観の保全のために街灯の数が減っており、夜の外出時の不便さを感じる」
「地域特有の強風により風雨による災害が発生しやすいが、防災意識が地域であまり醸成されていない気がする」
等、地域の教職員という専門的な視点と地域住民の一員としての視点の両方から「気になること」が沢山あげられ、これらを基にプログラムづくりを行っていただきました。
自分達が生活する地域の過去・現在・未来に関心をもち、主体的に地域づくりに参画する意識が育まれるような実践を、学校や地域と協力して作っていく必要性と可能性を改めて確認することができました。受講していただいた教職員の皆さまにも同じ想いを持っていただくことができていれば、とても嬉しく思います。
▼ゆうあいセンター(岡山県ボランティア・NPO活動支援センター)▼
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※ゆうあいセンターは、岡山県が設置し、特定非営利活動法人岡山NPOセンターと本会が指定管理者として協同運営する施設です。