Q.車椅子体験で遊んでしまう子どもがいます。 |
| 福祉教育における体験学習に限らず、用具や器具を使用する場合は、その備品管理とともに、使用に際する安全管理が必要です。 車いす体験で遊んでしまうというのは、おそらくスピードを出して押したり、競争したり、無理な使い方をするようなことでしょう。ケガをしたり、備品を破損したりする危険が明らかな場面では、きちんと指導する必要があります。体験学習では学習者の気づきをうながすという"待ちの姿勢"が大切ですが、"危険な場面"は例外と考えられます。 しかし、事前に子どもが遊んでしまうことが予測できるのなら、それを防ぐこともできるはずです。たとえば、体験学習を実施する前に、用具や器具の扱い方や最低限のルールをおさえる時間をとることもできます。車いすを必要とする人について学び、くるまいすでの生活の様子を知るための学習を事前にすることもできます。 また、プログラムに必要な車いすの借用のために、施設や機関に協力依頼をしたり、交渉するというプロセスを子どもたちとともに行うのもいいでしょう。"車いす"という用具につながるさまざまな"ひと"の存在が見えるようになることで、車いすを遊び道具として扱うという気持ちはなくなるのではないでしょうか。 |